「カントリーの父」 ジミー・ロジャーズ


カントリーと聞いてまず思い浮かぶのは、
「素朴」「哀愁」「安らぎ」「温もり」といった言葉です。
スティール・ギターやバンジョーを抱えて牧歌的に歌うイメージがあり、
アメリカが生んだ偉大な音楽<他にブルース・ジャズ>のひとつですよね。
後に生まれるロックにも多大な影響を与えました。
それなのにカントリーという音楽をじっくり聴いたことがありません。
エルヴィスのお母さんが大のカントリー・ファンで、
エルヴィスも大好きだったカントリー。
B・B・キングもカントリーでギターの練習を始めたとか・・・
これから少しずつ聴いて勉強させていただきます!
 
そういえば、「カントリーの父」と呼ばれるシンガー・ソング・ライターがいます。
名前はジミー・ロジャーズ。
私はこの名前を聞いた時、「えっ?」と思いました。
何と50年代シカゴ・バンド・ブルースを盛り上げた
マディ・ウォーターズ一派のギタリスト、
ジミー・ロジャースと同じ名前ではないですか!
よく見たら、「ロジャーズ」のつづりが一字だけ違っていました。
カントリーのロジャーズは「Rodgers」で「d」が入ります。
彼の楽曲のほとんどはブルースやゴスペルの影響を受けていましたが、
ファルセット<裏声>を使ってヒットした「ブルー・ヨーデル」に代表される裏声唱法は、
ブルース・シンガーのハウリン・ウルフに影響を与えたそうです。
そして、ジミー・ロジャーズもハウリン・ウルフも
エルヴィスのお気に入りシ ンガーなので、
ジャンルという壁を越えて音楽は相互に影響を受け、
広がっていくものだと痛感しました。

★カントリー音楽の隆盛は?
    ・・・「大歓迎だ。 カントリーから影響を受けたからね。」
 君はカントリー歌手?
    ・・・「ジャンルを限定したくない。 色々な音楽を聴いたからね。
       はじめて聴いたのはカントリーかも。 
       でも僕はブルースやゴスペルも大好きだ。」   
                            <エルヴィス・プレスリー>